こちら、モザンビークでは、孤児院の子どもたちにケーキを買っていきました。(そう、モザンビークでは誕生日を迎えた人がパーティーを主催、準備するのです。)
40人分のケーキはさすがな値段なので、どう準備しようか迷いましたが、
親戚や家族と暮らしていない孤児院の子どもたちは誕生日会に呼ばれることもなく、ケーキもめったに食べられないので、ここは奮発して全員分足りるような大きなケーキを近所のおばちゃんに頼んで作ってもらいました。(日本円で3000円、15000円ぐらいの実感です。高っ!)
これがそのケーキの写真!中身はチョコレートとオレンジの2段作りです。

風船も買ってきて飾りつけ、準備完了。ケーキを見た子どもたちはたちまち大興奮!
こっちでは誕生日を迎えた人がケーキ入刀、

まずは自分が食べて、

小さな女の子がめっちゃ食べたそうです。笑
そのあとはみんなに配分。

ゆっくり、噛み締めるように食べていました。
子どもたちもこっそりカードを用意してくれていて!!貴重なノートのページを破ったり、わざわざ友達に色鉛筆を借りたり、どこで見つけてきたのか、封筒の中に5円を入れてくれる子までいて、これぞ教育者の幸せです。

一つ複雑なことを言うと、僕はお金持ちなのでこうしたケーキを用意できますが、2週間後に誕生日を迎える同僚にはそのお金はありません。だから彼女のときはケーキなしで歌とカードだけになってしまいます。(僕も、全員の職員分準備するお金はありません。)そういう時、モザンビーク人がどういう気持ちになるのかはまだわかりませんが、もしかしたらなんとなく不公平だったり嫉妬を感じさせてしまったかもしれません・・・。
もう一つ、孤児院の子どもたちの誕生日も祝いたいのだけれど、彼らは自分の誕生日を知らないことが多く、それもできないのです。
少なくとも、今日のちょっとのケーキが、少しでもみんなの思い出に残りますように!

P.S.すばらしいセンスを感じる、子どもが描いてくれた僕の似顔絵。笑
