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青年海外協力隊として2年間モザンビークで活動中です!

2010年7月20日火曜日

アフリカの闇の幕開け。



朝6:00に起きて、部屋の窓を開けると
マプトの街の後ろから太陽が昇ってくるのが見える。
そんな毎日のスタートが大好きだったのに、
今日の朝は曇っていて、なんか悪い予感がした。

今朝、ホームステイ先の人からお金を盗まれてることがわかった。
昨日から怪しいと思って、今朝はシャワーを浴びる前に
ちゃんと数えといて、わざと自分の部屋の机の上においておいたら、
案の定、合鍵を使って扉を開け、お金をとったあとがあった。
とられた額は日本円にして120円、ジュースが10本買えるぐらいのお金。
家の誰がやった仕業かわからないけど、
きっとおばあちゃんと孫二人、みんな知ってるような気がする。
3人は生活を一緒にしているから・・・。
いつから彼らがそうしてたのかわからない。
いくら盗られたかも性格には把握していない。


前から、お金が足りないだとはよく言われてたし、
子供の食事をみても裕福じゃなかったけれど、
よく子供たちは部屋に来て一緒に遊んだり、
おばあちゃんからも「オオクボっていう苗字のほかに、わたしたちの苗字もあげるわ!」
なんて毎日言われていて、笑いが絶えない感じで暮らしてた。

ホームステイもあと一週間ってところで、
あんたたちにお金を盗まれたことを気づいたことを伝えないといけないし、
もう彼らと笑顔で話す気もしない。
お礼のカードも作ろうかと思ってたけど、いいや。

「こっちではよくあることだから、シャワーを浴びるときにも貴重品を持っていきなさい」
とJICAの人には言われた。
そう、こっちではよくあることらしい。

こっちに来てから快適に感じることが多くて、
アフリカに来ているような感じがしなかったけれど、
今日はじめて、「アフリカでの生活」が幕を開けた感じがした。

直接、盗みをした家族と向き合わなくてはいけないのではなくて、
人をこうやって変えていく、アフリカにある魔力みたいな力と、
向き合わされることになるのかな…

5 件のコメント:

  1. お久しぶりです。某カスゼミの後輩です。
    TIA(This Is Africa)って感じですか?
    でも、確かに途上国に滞在する時って、相手を対等のパートナーと考えていても、金銭面でどうしても問題が生じたりしますよね。
    半分は向こうも自分たちのお金に期待していることから、半分は自分もその事情を分かっていて、相手がそんなことを考えているんじゃないかと、常に疑って見ちゃうことから、ギクシャクが始まると思います。
    自分も相手も聖人君子でない事、ホームステイすること自体が一つの「援助」になってしまっている事を理解したうえで接するしかないんでしょうが、でも実際盗まれるとへこみそう・・・
    頑張ってください!

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  2. あっ、4にん飲みの理系男です☆これで誰だかわかるっしょ??w
    難しいよね。最後の1文のアフリカの魔力ってのは納得。人をここまでしてしまったのは先進国の人の責任もあるわけでそういう根を張ってしまった風習をなくしていくのはすぐには無理なのかもなってふと感じたわ。

    いやだよな、人に疑いつつ接しなくちゃいけないのは。
    頑張れとはいわねーよ?おおくぼのありのままに行動してください!

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  3. あなたの笑いのツボを抑える者ですw。
    今回一番ショックだったのはギャップだと思うよ。
    疑心暗鬼にはなってほしくないけど、用心しながら無事に過ごしてほしいです!!
    あと、ポルトガル語を頑張りすぎているせいか、早速日本語がおかしくなってきているから頑張ってw

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  4. てか、うん、そう。日本語がおかしいw

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  5. すごく他人事な4つのコメントに 同窓としてがっかりした。
    先進国に生まれて何の疑問もなく平和な毎日を感受している日本の学生らしい尤もなリアクションだけど、もっと 感じることってないんだろうか。

    人間は性善説?性悪説?と話題が話題に成りえた文化国、日本。
    地球レベルでは、相対的に性善説に従って平和に暮らせる幸運な人の方が多いとはいえないと思う。

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